今後の取り組み

基本政策(個別政策)令和4年10月31日

1 当面の危機を克服する町

〇新型コロナについて、感染状況による感染防止対策の徹底、ワクチン接種を促進し重症化予防に努めます。
社会経済活動をできうる限り維持し、コロナ禍からの生活再生、経済再生を図ります。

〇物価高騰、円安などにより大きな影響を受けている町民、事業者に対して生活支援、事業継続のための支援を行います。

〇地域防災力を強化するため地区防災計画と地区防災マップを全区で作成するよう支援します。

〇高齢者、障がい者の見守り体制、災害時の避難行動計画を作成します。

〇異常気象が日常化する中、防災訓練のあり方を検討します。
夜間の訓練、宿泊体験訓練など、より実践型の訓練内容を検討実施します。

2 誰もが希望を持てる町

〇移住者や企業に選ばれる町となり、合計特殊出生率1.80の実現など、人口ビジョンを達成するため、あらゆる施策を進めます。

〇若者の定住を促進するため移住者に対する家賃補助制度を創設します。

〇経済状況の変化やコロナ禍の影響で生活困窮、ひきこもり、虐待などの課題に対して適切に対応するため相談支援体制を強化します。
特に、子どもの貧困、ヤングケアラーなど困難を抱える子ども・若者や家庭に対して居場所づくりなど包括的な支援を行います。

〇高齢者の生きがいと健康づくりを進めるとともに、要介護状態になっても医療、介護、生活支援を一体的に提供する地域包括ケア体制の構築を更に進めます。特に、地域の実情に応じた介護 予防とフレイル対策を推進し介護認定率の維持を目指します。

〇障がい者が地域で安心して暮らすため、活動や居場所、生活の場(グループホーム)の設置、運営を進めます。

〇町健康づくり推進条例を具体化するため、運動・スポーツや食事、予防などを通じた健康意識の向上、各種データに基づく健康課題の把握、保健指導などを通じた健康維持の取組みを支援します。

〇デマンドタクシー実証実験の結果をふまえ、高齢者の視点に立った公共交通の更なる改善、交通弱者対策を行います。

〇リニア中央新幹線や三遠南信自動車道の開通を見据えた地域づくり、都市との交流を促進します。

〇不妊治療の負担軽減を図るため、妊活検診、保険適用されない先進医療の医療費を支援します。

〇結婚、出産、子育て、教育に対する切れ目のない支援策を充実し、女性や若者から選ばれるまちづくりを進めます。
特に、子ども相談室の機能を充実し、保健、福祉の両面で、妊娠から子育てまで切れ目なく相談、支援を行う体制を整備します。
安心して子育てがきるため、更なる経済的支援策を検討実施します。

〇子ども発達支援事業所「若草園」を増築し、子どもの発達に応じた個別の支援、相談体制を充実します。

〇未就園児の家庭保育の負担軽減のため、ファミリーサポート事業や一時預かり保育を利用しやすい手法、支援を行います。

〇町民から要望の多い皮膚科、耳鼻咽喉科を標榜する診療所の誘致を進めます。

〇地域におけるジェンダーギャップの解消に努めます。
女性が能力を十分に発揮できる環境をつくるため、固定的な役割分担意識の解消に努めるとともに、政策決定過程への参画を進めます。

〇性的少数者の方の活動ができるようパートナーシップ制度の創設について、国、県の状況をふまえ検討します。

3 時代の要請をリードする持続可能な町

〇箕輪町ゼロカーボン宣言に基づき、2030年度までに2013年度対比で温室効果ガス排出量の60%削減を実現します。エネルギーの地産地消を進め地域内での循環モデルとするべく、 アクションプランに掲げられた省エネ対策、再生可能エネルギーの導入を進めます。
特に、住宅への太陽光発電と蓄電池の設置、電気自動車(EV車)への切り替えを進めるための支援を行います。
また、EV車の利用環境を整備するため、公共施設等に急速充電機設備を設置します。

〇路地型太陽光発電設備を適切に設置するため町独自条例を整備します。

〇農業者の高齢化や担い手不足が進む中、町の農業実態に相応しいスマート農業の導入、データを活用した農業に取り組みます。若手農業者をスマート農業人材に育成していきます。

〇中小企業におけるDXやゼロカーボンの取組みの支援体制を強化します。

〇SDGs(持続可能な開発目標)の開発目標と地域課題の解決に向けた各施策をターゲットとすることで町の総合的な持続可能性を高めます。

〇行政と地域が一体となってポイ捨てのない、特定外来植物が防除された美しく住みよい町をめざします。
「アレチウリ退治の日」などの統一行動日を設定して環境美化に努めます。

4 人と仕事が充実した教育と産業の町

〇新規就農者や親元就農者を支援するため、農業用機械や生産施設等の導入などの支援制度を拡充し就農後の経営安定を図ります。(スマート農業機械の導入について別掲)

〇農地の有効活用、農地の集約・集積を進めるほか、家族型農業の継続による農地の維持など、町の農業状況に沿った農地利用を進めます。
また、みのわテラス一帯の果樹団地、観光農園開発など農地の有効活用を進めます。

〇農ある暮らしや住まい方を求め、農地・山林付き住宅、シェアハウス、二地域居住住宅、テレワーク型住宅の普及を図ります。

また、非農家や移住者に多様な暮らし方を提案するため、農地の有効活用に向けた農ある暮らし講座、家庭菜園講座などを開催します。

〇地産地消を進めるため、みのわテラス(ファームテラス)を核とした学校給食への活用、6次化への取り組みを強化します。

〇町内農業者の生産性向上を図るため、JA上伊那と協力し地域に適したスマート農業の研究、先端技術の導入を図ります。

〇現在策定中の森林ビジョンに基づく森林整備に取り組んでいきます。特に、CO2吸収量の多い主伐、再造林に取り組むとともに、林業施策の担い手となる林業事業者の育成、活動を支援します。

〇各財産区と財産区有林の今後のあり方を検討するとともに、森林整備、作業道整備を進めます。

〇製造業の活性化のため、新規立地の受け入れ、町内企業の移転拡充の受け皿を確保するため産業用地の開発、企業誘致を行います。

〇古民家や商店街の空き店舗を活用した創業支援、イベント開催を支援します。

〇補助事業や相談支援による事業者間連携などによる経営革新、業務改革などにより競争力を高めます。

〇観光客の町内での滞在と消費を促進するため観光商品の開発を支援します。

〇通学路等の歩道や交通安全施設の整備を進めるほか、通学路の見守りなど学校安全のためのボランティア活動を支援します。

〇大雨等の自然災害に備え、排水路や雨水幹線の計画的な整備を推進します。

〇国道・県道の改良、改善、砂防施設の新設を関係機関に強く働きかけます。
(竜東線、西県道、春日街道、桑沢川など)

〇上下水道の経営の安定化、健全化を図ります。
特に、上水道の有収率の向上、下水道の不明水対策による有収率向上に取り組みます。

〇重要給水施設に接続する老朽管の布設替えを計画的に行います。

〇全ての子どもたちが豊かな創造性と自立的に生きることのできる教育の実現のため、教職員の配置などの人材確保、家庭の経済負担の軽減に向けた取り組みなど教育環境整備に努めます。

〇ICT教育推進に向けた教育環境の整備、教員の指導力向上を図るとともに、学力、体力向上の成果検証を行います。

〇いじめ、不登校など悩みを抱える児童生徒に対する支援体制の整備(成果と見直し)と居場所づくりに取り組みます。

〇多様な学び・スポーツの場を整備し、芸術文化に関するサークル活動を支援し、生きがいづくりに併せて地域づくり人材を育てます。

〇町誌編纂(現代編)を進めるため体制整備、資料収集を行います。

〇2028年開催される国民スポーツ大会フェンシング競技を箕輪町で開催するため、競技施設(体育館、武道館、社会体育館)の整備を進めるとともに、競技力の向上に努めます。

5 町民参加の町政を進める町

〇行政におけるDXを総合的に推進することにより、行政手続きのオンンライン化などの住民サービスのデジタル化、業務の効率化を図り職員の働き方改革を行うほか、エビデンスに基づく政策の推進、それらを受けて新たに必要な行政分野に人的資源を活用するデジタル役場を実現します。

〇公共施設の新設、改修に当たっては、ワークショップ等で住民と行政がアイデアを出し合い、住民参加のうえで事業を進めます。

〇わかりやすい予算説明書を発行するとともに、公共事業、イベント、行政サービスなどの主な事業のコストをわかりやすく公表します。

〇町と区長会が連携し自治会活動のあり方、役員の負担軽減、若者や女性の活躍、活用など持続可能な自治組織への見直しを行います。
また、「主役は町民、行政は黒子」の考え方に基づき行政支援のあり方、幅広い町民の参画、多様な主体との協働について検討します。

〇職員がライフスタイルやキャリアプランに応じた自発的な学び直し、キャリア開発ができる制度を整備する。

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